オートパイロットのススメ
- Y.kagawa
- 6月23日
- 読了時間: 7分
宮崎のボートショップ、ロアボートサービスです。
当店はGARMINの南九州地区の正規販売店としてGARMINの航海機器の販売・取付に日々勤しんでおります(^^)
GARMINの正規販売店という事でGARMIN主張が激しいのでGARMIN製品しか取り扱ってないと思われがちな当店です(^^") 実際には国内外多種多様なメーカーの航海機器を取り扱っております(^^"
例えば日本製ではHONDEXさん、FURUNOさん、KODENさん、FUSOさんなどなど。
でもやっぱり海外製の航海機器が得意な当店です!^^
元々私自身がLOWRANCEユーザー歴が長いのでLOWRANCEさん。北欧のSIMRADさんも力を入れております。 よろしくお願いいたします(^^)
さて冒頭から話が逸れましたが今回は『オートパイロットのススメ』と言う事でオートパイロットについて書かせて頂きたいと思います。
オートパイロットと言うことで日本語で言うと『自動運転機』。 漁師さんなんかがつけてる3連リモコンもオートパイロットです。
今回お話しさせて頂きたいのはプレジャーボート用に特化してお話しさせて頂こうかと思いますので3連リモコンの話はまた別の機会に(^^)
宮崎でオートパイロットの営業をさせて頂いていると「そんな高級クルーザーじゃないんだから必要ないよ!」と言われて取り付く島がないのが現状です(^^")。
しかし、それは誤解じゃないんだろうかなぁ〜と言うお話でございます。

オートパイロットの主な役目
オートパイロットはその名の通り自動運転装置なので自動で目的地に着く機械と思ってらっしゃる方が多いのですが半分が正解で半分は間違いです(^^")
普通のオートパイロットは『目的地に着く』と言うよりか”真っ直ぐ走らせる機械”と言うのが正しいかと思います(^^)
普通、船は波にぶつかると左右どちらかに船首が振られてしまいそのままにしておくと全く違う方向に進むことになってしまいます。
ですので当て舵と言って常に舵を動かす必要が出てきます。船の初心者の方や不慣れな方はそれを知らないのでハンドルをしっかり持って真っ直ぐ走ってるつもりでも、みるみる間にとんでもない方向に進んでいることがあります。
慣れてる方でも常に当て舵をし続けるのはしんどいのでついつい曲がってしまったりして後ろを振り返って航跡をみたら結構、航跡が曲がっていることが多いんですよね。
当て舵のやり方ですが、波に揺られて傾いた船体を反対側に舵をきってあげることで船体を平行にしてあげると真っ直ぐ走ってくれると言う理屈です。
傾いたら平行になるまでハンドルをぐるぐる回して平行にします。
しかし、波は次から次に押し寄せてくるのでずぅーーーーーっとハンドルを回し続けないといけない訳です。
これが結構大きめの船になると波にあまり負けないのでゆっくり戻せば良いのですが、小さい船だとかなり頻繁に当て舵してあげないといけません。
と、言うことで・・・小さい船ほどオートパイロットが生きる!という事になります。
小さい船だとパワステ搭載でない船も多いので効果的面となります。ボタンひとつ押すだけでその方向に真っ直ぐ走ってくれます。
曲がる時はオートパイロットに曲がる指示を出すか、オートパイロットを切って自分で曲がってまたオーパイ(めんどくさくなってきたので以後オーパイ表記(^^"))をオンにすれば良いのです。
これで楽になった上にさらにお得な事があります。
真っ直ぐ進むので最短距離で目的地に着くので燃費がすごく良くなるのです。
言い過ぎかもしれませんが大体半分ぐらい、もしくは2/3ぐらいになります。
結構ぐにゃぐにゃ蛇行運転してるもんな〜俺(^^")と自分の体験した話なので皆さんがどうなのかと言うのはわかりません(^^")。燃費がかなり良くなるのは確かです。
大型のクルーザーでは当たり前についていたりするオーパイですので大型クルーザー向けでしょ!っと言うのは実際違うんですよね(^^)。
そう言う事でGARMINをはじめとした海外の航海機器メーカーは船外機用のオーパイを主流に販売しています。種類がすごく多いのが船外機用のオーパイと言う感じです。
17ft~36ftまでぐらいで使える機種が多いのでバスボートやトレーラブルに搭載する人も多い感じです。
良く海に出られる方は燃費を考えるとその燃費が安くなった分でオーパイは導入できてしまうのではないかなと思います。
海に出られる回数が少ない方も給油の量が減れば燃料を運んでくる回数が減るのでそちらの労力が減るのですごくお得なのではと思いますよ(^^/)
『オートパイロットを使うと事故を起こすでしょ!』
これをよく言われます(^^")
自動で舵を切ってるので前を見ないので事故を起こすのでは!?と言う事ですが、よく漁船の衝突事故を耳にしますので確かに危ないと思います。
、、、が、しかしです!
海外勢のプレジャーボート用のオーパイはスロットルとは連動していません!
常にスロットル(アクセル)操作はご自身でやってくださいね!と言う仕組みになってます。
なので常にスロットルレバーは持っておかないといけない訳です。自動で舵は切ってくれますがあくまで平行を保って真っ直ぐ進んでくれるだけなので前を見て常にスロットルは調整してください!と言う事です。
実際に乗ってると流木や往来する船、大きな波なんかを避けるために常にスロットルは調整しながら走ることになります。
小さい船だと波に突っ込みたくないのでスロットル調整は細かくやりますので”見てなくて衝突する”現象はかなり少ないと思います(^^)
舵に気を取られることがないので海面を見る余裕ができ流木や網なんかを発見しやすくなると自分は体感しています。遠くに目をやるのも楽にできるので往来する船の動きもわかりやすくなる、、、つまり余裕があるって大事だな〜と思うんです(^^)
3連リモコンなんかはリモコンでスロットル調整なんかもできるのでアフトデッキで作業しながら操船してしまって前を見くて衝突指定まった・・・と言うこともあり得るのかなぁ。と言うのが僕の見解です。
いずれにしても機械を過信してはいけないのでどちらにしても見張りを怠らない姿勢が大事ですね!
オートパイロットは自動的に目的地につく?
これをやりたくてオーパイを導入したけど実際はそんな機能がなかった!と言うのは良くある話です。
基本的に真っ直ぐ走らせるのがオーパイの機能です。
へディングホールドボタンを押すと今向いている方向に真っ直ぐ進んでくれます。
あと主な機能としてはUターンステアリング、ジグザク走行、サークル(円)走行などがあります。
これはトローリング等の釣法として使用する場合に使います^^
なのでオーパイだけを導入しても上の四つの機能しかないので目的地には着きません^^"
さて、目的地に確実に着くようにするにはどうすれば良いか!と言うのはプロッター(魚群探知機)と連動させてしまえ出来ます。
特にGARMIN等の海外勢は魚探機能と連動しているので、さっき通った場所にいた魚群の位置に戻る!と言う素晴らしい機能があります!
魚探を過去にスクロールして「ここに行け!」と指示を出せばそのポイントに自動的につきます。
この機能は魚釣りをする人には物凄い武器になるのではと思います。これだけで買う価値があると自分は思います(^^)
今日はどのポイントを攻めようかな〜と思案して、まずココとココとココ!と決めてオーパイに任せればそのポイントに着きます。
しかし、魚探とオーパイのメーカーが違うとそもそも繋げない可能性もあるので同じメーカーで揃えた方が良いと思います。
一応NMEA2000で動くので大丈夫ではありますが、やはりそこは同じメーカーの方が信憑性が高いのです.
最初に書いた当店でお取り扱いさせて頂いているGARMIN、LOWRANCE、SIMRADはレーダーなど航海機器をシステムで販売する、要は全部自社で持ってるブランドなのでオートパイロット、レーダー、魚群探知機、トローリングモーターなど全てを連動する事ができるのでおすすめです。
じゃあどのメーカーが良いの?となりますが、価格、機能それぞれ特徴がありますので、お客さまが必要とする機能と予算に合わせてチョイスするのが大事になってくると思いますので、ご興味のある方はぜひご連絡・ご相談ください!

↑船外機・小型シリンダー(30ft以下船内外機)用オートパイロット
GARMIN Compact Reactor™ Hydraulic Autopilot GHC50パック 価格 : 336,273円( 税込369,900円)
※オートパイロットの取り付けは油圧操舵装置を改造して取り付ける必要があります。そのため経験のあるエンジニアによる施工が必要になります。
当店は多種多様なボートへの取り付けをして参りましたので施工はお任せください!
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