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執筆者の写真Y.kagawa

ゲルコートリフィニッシュ(トップコート)

ロアボートサービスのレストア例をご紹介します。

ハル部分の再塗装(リフィニッシュ)のご紹介です。

通常ボートはゲルコート(トップコート)で仕上げられています。船を作る時にメス型に最初に吹き付ける色付きのFRP樹脂がゲルコート(トップコート)です。


詳しくはヤマハボートの製作工程を説明がわかりやすいので興味のある方はyoutubeのこちらをみてみて下さい(^^)


このゲルコート(トップコート)により厚みのある頑丈な表面が出来上がります。

型から抜いたら型に分厚く塗られた底の面がそのまま表の面になる訳です。

抜かれた状態で既に美しい表面に仕上がっています。

そしてキズに強く、たとえフェンダーなどで擦れてキズが入っても研磨する事で元の状態に戻す事ができます。


しかし長年の使用でトップコートも劣化して白化(チョーキング)して触るだけで白いチョークみたいな汚れがついたり、ガラス繊維層まだ到達するような深いキズが入ったりすると研磨では追いつかなくなります。


船本来、ゲルコート(トップコート)の本領を発揮するには塗り直しすれば新艇のような状態に戻りキズが入っても表面の研ぎ直しや、トップコート補修ですぐに元に戻せます。


ただゲルコート(トップコート)塗装は型抜きと逆の手順になります。

劣化してチョーキングしてしまった表面を一度削り落としてからの再塗装になりますし

、表面に吹き付けるだけではボコボコした塗面になり光沢を作る事ができないので何度も何度も研磨、塗装を繰り返すので、非常に・・・本当に大変な作業が必要になります(^^")

今回のレストアのご紹介はハルのゲルコート(トップコート)リフィニッシュです。

船底塗装をせずにしばらく海上に係留していたのでフジツボががっつり塗膜に食い込んでいますのでこれを剥離するときにゲルコート層も削れてしまいます。


ハルを研磨し足つけ、シールをしてからゲルコート(トップコート)を積層します。

研磨で仕上げますので数ミリ(膜厚は場所によりかえてあります)まで積層します。

積層を繰り返し(今回は4回でした)研磨します。

当店のゲルコート(トップコート)は耐久性と美しさを考えてイソ系のゲルコート(トップコート)を使用しています。

カラーはソリッドカラーのみになりますが、お好みの色があれば調色しますのでご相談ください。




こんな感じで仕上がりました。

海上係留になるので船底塗装も白で塗装してあります。




今回使用した船底塗料はSeajet 037です。

ドライブ部は2液型エポキシ樹脂系プライマーのSeajet 020を塗装後037で仕上げてあります。

そのままでも塗装できますがプライマーないと効果を活かせないことが多いので塗装しています。


中国塗料のSeajetですが少し高いのですが防汚性能が高いのでおすすめです。

もちろんロアボートサービスで販売、施工しております!

しっかり桟橋も映り込みます!


 

↑BEFORE

↓AFTER

 

↑BEFORE

↓AFTER

 

こんな感じでだいぶ質感もあって上品で綺麗な船に仕上がります。

自分の船は古いから、安いから汚いのはしょうがない・・・と諦めなくても大丈夫!

一気に高級艇に様変わりさせる事ができますよ(^^)


冒頭でもご説明しましたが、こちらの船はゲルコート(トップコート)で仕上げてありますので傷にも強く、傷が入ったとしてもまた同じ質感で傷が入ったところが全く分からない程に補修・仕上げすることができます。


ゲルコート(トップコート)の鏡面仕上げですのでそれなりに施工料金がかかりますが、長く愛用できる船になると思います。


ご興味のある方はぜひロアボートサービス(TEL 0985-71-0359)までお問い合わせください

(^^)






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